『まわる神話構想ノート』より

 京都へ行ったら『聖書』や『ニコマコス倫理学』やフランツ・カフカの生涯を追体験するためにフランツ・カフカの作品や『聖書』を朗読するアルバイトをやってみたい。『ニコマコス倫理学』をひもとく作品は『オレンジデイズ』やトルストイの『戦争と平和』においてひもといていきたい。
 
 人間関係については倫理という視点から医学やその他の教育思想にまではってんしてかんがえることができると思われる。仲間との間柄を考察するときのやるせない気持ちは人間関係の機微のなかにあらわれている。それが文学作品のなかにもあらわれているのかは『戦争と平和』をこれからひもとくなかで開示されてくると思われる。
 
 そして、クラシック・バレエとヴァイオリンは感性教育を考えるために間接的でもいいので継続していきたい。自己意識とその範囲内に流れる音楽との関係は<生き生きとした>演技の伝承の「場所」においてなしとげられる。舞踊家および舞踏家の<意識のなかの動きの流れ>と、実際に流れている音楽を一致させるまでの過程には一筋縄ではいかない問題が潜んでいる。
<他者の動き>の流れのなかでいかにして<自己の動き>を調和させていくか、これである。音楽が流れ出すともう身体が踊りを開示させるように毎日の積み重ねのなかで訓練していかなくてはならない。