いつかはジュブナイル小説を書きたい

 アリストテレス『ニコマコス倫理学』と西田幾多郎の『善の研究』や星新一さんや吉行淳之介さんの作品にであって、「いつかは私もジュブナイル小説をかいてみたいなぁ」と思うようになってきた。眉村卓さんもショートショートの大先輩であるが、ジュブナイル小説がみずがしたたるほどすばらしい。ショートショートを書くときにはソ連のSF小説をよんだり、みずみずしさよりも深みがほしいときは太宰治の作品をよんだりしている。
 しかし、ハルフウェイやオレンジデイズ北川悦吏子さんの人物描写には涙がはらはらとおちてしまう。もやもやと文字ではあらわすことのできない人と人の間柄の機微は経験をとおしてつちかわれたものなのかもしれない。