『まわる神話ノート』より

私は沼津のピアノ教室やブック・オフで学んでいこうと考えている。東京にいくための糧になるだろう。経験の意味を考えてみるとそれは内部知覚と内部感覚に区別される。そしてそれは心的現象になる。これは心理学の基礎となる経験であって哲学的立場と対立するものではなく、また学的形而上学を復興するための梯子の役割をはたしている。そのために私にとって経験はとても大切なものである。ジャック・ラカンの文章を朗読することは「無意識」の深奥にわけはいっていくことになる。それはドイツ語や英語や古典ギリシア語やフランス語を独学で勉強するようなものだ。独学で勉強したいのはピアノでお金の心配と緊張が常につきまとっている。