『まわる神話構想ノート』

私は大学を休学して深層意識の鉱脈を探る旅にでかけることにする。意識の流れの文学をとことんよむのである。そこには言葉との出会いや人との出会いがあると思われる。日常で困ったことがあると非日常の世界へと廻るくせがどうやら私にはあるらしい。哲学的思考の源泉であった時間に戻ることもなんらかの意味があると最近かんじるようになってきた。高校時代に休学をして1年間の暇をあたえられたことがあった。その暇をあたえられた時間に哲学書村上春樹氏の本を読んでいくようになった。そのときの「時間」は本当にかけがいのない「時間」だった。
 ゆったりした<電車の内の時間>は<電車の外の時間>とは違ったものがある。5月までには大学院の授業にも参加していきたいので<読みながら書き>そして<書きながら読む>ことをつづけていきたい。

 私は寓話作家になることができた。あとどれくらいの寓話を書くことができるかと思うと不安でもあり愉しみでもある。図書館でエスペラメント語や古代ギリシア語の本を借りて寓話性をたかめていくことにする。すぐれた寓話にはすぐれた言語性があるためだ。