映画 ハルフ・ウェイ

私は気分が落ち込んだ時にこの映画を観ることが多い。高校時代にこういう恋愛をしたことがないので聖書のようにあがめたてまつっている。自転車がパラレルでならんですうすうすうとながれていくのは友愛の現象であり、秘密の梅毒のような緻密さを兼ね備えている。
「♪ちりんりんちりんちりん♪」
ふたりの≪妄想≫シーンは
カレシが登場することによって
喜劇の幕開けとなる。
 ボクシング部の顧問なのか、ボクシングが趣味なのかわからない先生が進路相談にのる。
「おまえなんか・・・座標軸。。。ちかくね」
数学の教師なのだろうか、だとしたらややクレイジーとしかいいようがない。
しかし、その進路指導は「ようくわからない」なりに「よくわからない」
生徒のこころの問題を解決してくる。
反面教師が実は正統派の教師であることがスーツをきた姿で
登場したときにあきらかとなる。

ちゃりんこがよくでてくる映画のなかでいちばんおもしろかった映画でした。