ピアノ

 私はピアノをならうことになった。ヴァイオリンは家族にみつからないところにしまわれてしまった。さがせばまた弾けるとおもわれる。『平均律クラヴィーア』をひくことを目的にしているので無謀としかいいようがないようにも思われるが、22歳の手習いといして一歩、一歩着実にがんばっていきたい。
 最近、小説をかくことができなくてこまっている。京都にいたときはあふれるばかりに書くことができたが、沼津にもどってからは原稿用紙10枚書くことができない。文体もみじかくなっている。よく「話は短いほどいい」といわれるが、小説や評論などはどうなのであろうか。