2011-02-22から1日間の記事一覧

西田哲学の朗読の意義

西田哲学は得意な哲学である。西田幾多郎は坐禅を通した身体感覚で哲学的なエッセイや論文を書いていった。その文体は夏目漱石や太宰治に限りなく近いのかもしれない。『善の研究』はカント哲学やヘーゲル哲学を西田幾多郎が自ら咀嚼しウィリアム・ジェイム…

大河小説 「医師と哲学者」 Ⅱ

大谷氏は旅をしていてもショートショートや小説を書きながら思索を続けていた。一時期ドイツの哲学書の原書をひもといて精神科医になろうとしたが指導教官と<気>が合いすぎて医局をとびだしてしまった。精神科の医局では哲学者で有る必要はないためだ。大…

『まわる神話構想ノート』より

「無」から「有」を生みだす営みは想像以上に人間の理性を必要とするが、私には理性が少ない。そのためにショートショートを書いたとしても「おとぎばなし」にならないのである。夜、眠れない時にまとまった考えが思いつくとノートに書きつけているが意味の…