2011-03-28から1日間の記事一覧

「医師と哲学者」

大谷氏は「くろまく」の元へと行き、中田氏をかえしてほしいとたのんだ。しかし「くろまく」は 「だめだ。おまえは『カラマーゾフの兄弟』を読んで人間の魂についての論文を書いて持ってくるのだ。神の存在を私は問いたいのだ」 大谷氏は自宅にもどって『ア…

『まわる神話構想ノート』より

私は<物語り>を書くときになにもでてこないことがあり、その苦しさは筆舌に尽くしがたい。「無から有をうみだすいとなみ」はたくさんの書物をどうじ並行でよむことによってなされている。“The God Father”のMario Puzoは家の<がしゃんがしゃんした場所>…

『まわる神話構想ノート』より

私は無意識のあらわれは身体にあると考えている。言葉のあらわれも見逃すことができないが、それよりもおおきな無意識のあらわれは<身体の動き>だと思われる。 このことは深層意識の鉱脈につながっていると考えても善いだろう。西田幾多郎は『意識の問題』…