2011-03-30から1日間の記事一覧

カラマーゾフの兄弟とゴット・ファーザー

私は無神論のおとぎばなしであるカラマーゾフの兄弟はゾシマ長老の死によってアリョーシャの実存が大きくゆさぶりをかけられることになるこのことはゴット・ファーザーのなかでのドン・コルレオーネの死とむずびついていると思われる。形而上学の大小説はど…

医師と哲学者

大谷氏は中田氏のことをおもっていた。古い友人なのだ。京都のせまい六畳間のアパートには哲学や小説が山積みになっていた。大谷氏はかつて「やもめクリニック」で精神科医として勤めをはたしていたが、上司の村上先生と「うま」が合いすぎたために教職に就…

無意識の鉱脈

私はブログによって小説を書くことによって文筆活動をしていくことにする。実質的な投稿行為は夏休みになるとおもわれる。それまでにフロイトやユングの知見を活かしてショートショートや『医師と哲学者』をブログのなかで完成させていくことにする。≪倍音の…

世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』を読んで

私はこの作品の世界観がすきだ。内面をえぐるような描写と人間のおくそこをほりすすんでいったファンタジーがそこかしこにみうけられた。音の使い方や比喩がおしゃれでかきかたが的を得ている。玉子がわれてなかからひよどりがででくるような物語りのようだ…

『まわる神話構想ノート』より

私はピアノを修練することによって教育哲学の感性学的な視座をみいだしていきたいと思う。また村上春樹氏の『1Q84』と高村薫女史の『新リア王』を精読することによって文学の創作活動をより積極的におこなっていくことにする。 本を読むことをふかめるこ…