フッサール現象学のありえない読み方

 フッサール現象学を学術的に読み解くことはかなり難しいので変則わざとして『イデーン』を映画や音楽をみながら読むことにしている。もともと音楽や映画、<倍音の文学>について関心があったためなんとかひもといていくなかでインスパイアーされるものがただ読んでいるよりも大きいのである。またハイデガーの『現象学的研究への入門』でもフッサールの『論理学研究』をひもとくことによってハイデガーなりの考察がなされている。
私はこの書物を音楽や「声の存在」、そして身体性ついて考察していきたい。

 とくに『イデーン』には音符や螺旋の↑など意味不明な落書きがなされており、学術の研究者にたずねたところ。「そういう読み方はしてはいけない」とたしなまれた。