『まわる神話構想ノート』より

私は数学が苦手で理論的な考察もまた苦手である。それは<科学することが苦手>ということになる。それよりも私は小説を書き、<物語のなかの物語り>を書くことによって哲学のなかの形而上学について考察していきたい。それは人間関係学でもあり、哲学書や小説に書き込みをすることによって理解されるだろう。
 そして詩を書いていきたい。それは身体の形成に関するものであり、肉体的である。実存主義に根ざしたものでもあるだろう。『まわる神話構想ノート』は散文に近いかたちになってきた。私の存在理由は音楽を作曲するように書くという場所に根ざしている。それは英語の波のようなものに近いのかもしれない。